33市町村わがまち自慢

- 遠野市 -

めがね橋を走るSL銀河

水鏡に映る荒神神社

永遠の日本のふるさと遠野

長く厳しい冬、いっせいに草花が芽吹く春、川面にそよぐ短い夏、祭ばやしとともに迎える実りの秋、茅葺の曲り家、たそがれ染まる里山、伝説を育んだ星空、語り継がれた昔ばなし。なぜか「ホッ」とため息がこぼれ心やすらぐ場所、ここがわたしたちの暮らすまち、「遠野」です。

岩手県南東部に位置する「トオノ」は、「その昔、大きな湖だった」と古くから伝わるとおり、四方を山々に囲まれた広大な盆地が広がり、「湖の丘原」を意味する「トオヌップ」にその名の由来があります。そんな伝承が数多く残る遠野は、民俗学者柳田國男の著書「遠野物語」の舞台としても広く知られ、多くの郷土芸能をはじめ、脈々と受け継がれてきた伝統と文化、そして伝説が今も息づくまちです。

基幹産業に農林業を位置づけ、観光やグリーンツーリズムなど豊かな自然と共生しながらのびのびと暮らすことが叶うまちとして、これまでもホップ農家をはじめとする就農希望者や民泊運営に携わりたい多くの移住者を迎え、それぞれの活躍を応援しています。

誰もが安心して、自分らしく暮らすことができるまちづくりに取り組み、新しいライフステージをはじめるあなたを温かくお迎えします。

参加して欲しいイベント

遠野まつり
遠野の60を超える民俗芸能団体が一堂に集う、遠野の秋の風物詩となるお祭りです。今年は50周年となる節目の年でもあります。
開催日:9月17日(土)、18日(日)

利用してほしい制度

若年者定着促進家賃補助金
遠野市にUターン、Iターン及びJターンした若年者の居住に係る家賃経費を補助。

先輩移住者

2018年移住 打越義之さん、美保子さん / つくしファーム経営
つくしファームHP

 遠野に移住したのは、北海道余市郡にあるアリスファームの暮らしがまとめられた『農的生活12か月』という一冊の本がきっかけです。その本には「農」を中心に据えた自然と共生する心豊かな暮らしが綴られていて、その内容を読んだ時に農業・宿泊業・飲食業・ドッグトレーナー・狩猟の5つの仕事をしながら生活したいと考えるようになりました。そこから10年間そうした暮らしが実践できる場所を探して、見つけたのが遠野市附馬牛町にあった物件。ブルーベリー畑などの広い土地がついた一軒家で、すぐにここに住むことを決意しました。
 よそから引っ越してきたので、近所付き合は一番心配していたところでしたが、ここはみなさんウェルカムな雰囲気の方が多くて、すごくよかったなと思っています。人があたたかく、ご近所さんからおすそわけをいただくことも多いですが、それだけではなく、わたしたちのことを本当に心配してくれたり、色んな場面で助けてくれたりする方がたくさん周りにいます。
 遠野は自分たちがやりたいことができるところ。今わたしたちが行っているブルーベリー栽培も農家民宿も素人ながら始めたことです。でも地域の人たちや中間サポート団体の方々など、たくさんの人に助けられながら、ここまでくることができました。ぜひ移住に興味がある人がいれば、ひとりでなんとかしようとせず、困っていることは遠慮なく地域の人に助けてもらってほしいなと思います。

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